母袋俊也 Official Web Site / News

tmotai.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:その他( 12 )


2015年 05月 13日

【成田克彦展・調査訪問】2015.5.10

【成田克彦展・調査訪問】2015.5.10
昨日は同僚教員、学芸員と調査訪問。
「モノ派」真正メンバーで1973年から亡くなる1992年まで東京造形大学で教鞭をとられた成田克彦の展覧会準備のため成田先生のお宅を訪ねる。大学美術館で開催される展覧会は代表作である『スミ』以後の造形大在職時の作品を再検証しようとするもので、その調査訪問。
僕が専任になったばかりの1994年以来の再訪問、研究生の力を借りて纏めた造形学研究「成田克彦研究」(1996)の調査のためだったが、アトリエの様子は全く変わっておらず、遺影を前に先生に諸々報告する。
まだ年代は特定できないが、1960年代の可能性があるドローイングも新たに発見された。
写真はアトリエと「成田克彦研究」
b0143239_20241269.jpg

b0143239_2024356.jpg

b0143239_20245769.jpg

b0143239_20252395.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2015-05-13 20:26 | その他
2015年 01月 18日

【インタビュー掲載:『モルフォロギア』】2015.1.14

【インタビュー掲載:『モルフォロギア』】2015.1.14

インタビュー:「《像》の芸術としての絵画とゲーテ色彩論」母袋俊也

ゲーテ自然科学の学会誌『モルフォロギア』[AISTHESIS 知覚とイメージをめぐって]特集号(p47~74)

本インタヴューは2013年11月2日、立命館大学にて開催された第46回「ゲーテ自然科学の集い」のシンポジウム「ゲーテ色彩論-知覚とイメージをめぐって」での僕の講演「絵画における精神性とフォーマート―色彩・絵画の現れる場」に基づき、慶応大学文学部教授 粂川麻里生先生からのインタビューを収録しています。

b0143239_23514330.jpg


b0143239_23524317.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2015-01-18 23:55 | その他
2014年 12月 07日

【アートプログラム青梅の展示動画 アップ】

アートプログラム青梅の展示動画 アップ。

「母袋俊也《TA・ASAM》《枠窓》《壁画ドローイング》」の動画をアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=lQ619LzmtYE

全長14mの《壁画ドローイング》、浅間山をモデルに描いた絵画《TA・ASAM》、5つの《枠窓》を多層に重ねる展示。画中画的マルチディスプレイと「像の現出性」の顕現を試みる。

b0143239_7442659.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2014-12-07 11:56 | その他
2014年 11月 20日

【絵画のための見晴らし小屋・芸術の家】2014.11.20

《絵画のための見晴らし小屋・芸術の家》。〈見晴らし小屋〉第3作目、2002年制作。
今日は、設置場所である 神奈川県立藤野芸術の家 に年一回の運営懇話会議に委員として訪れました。
12年の歳月の中、経年変化に伴う修繕を含むメンテ的制作も続いているのです。
そして時折訪れ、その切り取られ膜状化された風景を折々の色彩として受け止め、蓄積、時に絵画制作が試みられてきているのです。 が、改めてその12年の年月を感じました。
b0143239_2311183.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2014-11-20 22:58 | その他
2014年 11月 02日

【皆既月食と制作 ― 壮大な想念体験】

【皆既月食と制作 ― 壮大な想念体験】2014.11.1
b0143239_095834.jpg


福島ビエンナーレ開幕を直前に控え《絵画のための見晴らしデッキ》制作は大詰め、夜におよんでいた。
ふと見上げた空、漆黒に浮かぶ月はどことなく不自然さがあった。眼鏡のフレームに手を添え改めて月を見る、すると正円の月は左下方を欠いていた。
皆既月食のその夜、その後の作業は刻々とすがたを変える月を仰ぎ見ながらすすめられていくこととなった。

そんな中、僕は太陽、地球、月を結ぶ直線を描いてみる。
欠けた月の部分が今僕の立つこの地球の弧であることを改めて認識されることによって、背後が意識され直線は強く現れ出たのだった。
そしていつしか僕は地球の影である月の欠損部に僕自身の頭部の影を重ね、置き換えていた。
すると遠く背後にある光源、太陽からまっすぐに進む光は僕の頭部をかすめ、そしてはるか前方に小さく丸いスクリーンとして浮かぶ月を結ぶ壮大な直線として立ち現れ、さらにその直線を自分自身が中間の点としてその大直線を形成しているようにも思えてくるのだった。

皆既月食の視覚体験は自分を媒体とした想念体験となった。
視覚体験と思われる絵画体験は実は想念の体験でもあるのだ。
2014.10.8 湯川村にて
[PR]

by toshiya-motai | 2014-11-02 00:10 | その他
2014年 10月 26日

【中西夏之展 ヴェルフリン シンポ】2014 .10.25

【中西夏之展 ヴェルフリンシンポ】2014 .10.25
メルロ・ポンティの用語、交叉、相互交差を意味するChiasme=キアスムを名づけた「中西夏之 キアスム」展。
アトリエを再現したかのようなそのインスタレーションは、何度も訪れた大月のアトリエを想い起こさせた。とりわけ1994年に初めて訪ねたアトリエを強く僕に蘇らせたのだった。
そこには、件の長い柄の数本の筆と木炭が垂直に立ち、イーゼルに咥えられ中刷りにされた複数の大作絵画が重なり合いながら正面に向く。そして床には夥しい数の本作のためのドローイングが整然とまるで制作過程の記録のように置かれていた。その時々のすがたを定着したかのような紙片は床面から舞い上がり、その時々の直前のすべての時間は一枚の大作絵画の層として重ねられ僕の正面に立ち現れたかのように感じられたのだった。そこは魔術的にも生気みなぎる有機の磁場であり壮大な実験場にも思えたのだった。
あれから20年。あの時にはまだ現れていなかった未発生の作品が、壮大な試みが今会場で層を重ね正面性のもと僕に押し寄せてきているように感じられた。
重ねられた矩形の層に僕のフレームで層を重ねてみる。
時間が許されず遅延している伊豆アトリエを思いながらギャラリーを後にする。

どうしてもはっきりさせたいことがあり、美術史学会、国際シンポジウム「ヴェルフリン受容」慶応大学、三田へ。院生二人と合流。
カナダ、スイスの教授を含む4人の研究者の発表は、日本における受容、そしてラテンアメリカにおいては近代受容とともに通時性に潜むダイナミズム故の政治的側面への指摘が、または仏像の様式分析実践、さらにヴェルフリン受容史においては僕がもっとも関心があったグリンバーグのフォーマリズムについての言及もあり、発表はそれぞれに刺激的であった。モデレーター前田富士男先生によるパネルディスカッションではポストコロニアル、ポスト近代からの照射も加わりニューフォーマリズムなる語も耳にする。もちろん難解でもあったし、整理するにはもう少し時間がかかるだろうが、推定のもと考えを進めていたことへの確信が深まった。
もう昨日になったが、今日はとてもとても大きな一日だった。

b0143239_1616760.jpg

b0143239_1616516.jpg

b0143239_16194085.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2014-10-26 16:20 | その他
2014年 02月 14日

【トークイベント】

【トークイベント】

トークイベントのお知らせです。
ドイツ留学時代からの友人 渡辺えつこさんの帰国後初個展「Picture in Picture」。
http://www.ycassociates.co.jp/ml_pict/press_release/EtsukoWatanabe_YCA_PR_new_JP.pdf
二人で対談します。
渡辺さんは、G・リヒターの唯一の日本人学生、その後30年ドイツを拠点に活動、昨年帰国。
本展タイトルである “Picture in Picture=画中画” を通してアクチュアルな絵画性を、あるいはドイツについてなど話す予定。
雪が心ですが。

渡辺えつこ“picture in picture”
会期: 2014 年2 月1 日(土)- 2 月28 日(金)
会期: 2014 年2 月1 日(土)- 2 月28 日(金)
会場: Yumiko Chiba Associates viewing room shinjuku
トークイベント:2 月15 日(土)17:30‐19:00 ゲスト:母袋俊也(画家、東京造形大学教授)
[PR]

by toshiya-motai | 2014-02-14 09:55 | その他
2013年 12月 22日

【レヴュー】 [批評の庭+イマジン] 「Qf・SHOH《掌》90・Holz 現出の場-浮かぶ像-膜状性」

【レヴュー】 [批評の庭+イマジン] 「Qf・SHOH《掌》90・Holz 現出の場-浮かぶ像-膜状性」

宮田徹也さんが、art-critic.org[批評の庭+イマジン]に2011年なつか個展 母袋俊也展「Qf・SHOH《掌》90・Holz 現出の場-浮かぶ像-膜状性」のレビューを執筆してくださいました。
http://www.art-critic.org/2013/12/qfshoh90holz.html

この試みを、大空間に小屋を設営、新作『Himmmel Bild』を加えて再度試みたのが、先月のアートプログラム青梅、サクラファクトリーでのインスタレーション『浮かぶ像・現出の場』です。
[PR]

by toshiya-motai | 2013-12-22 15:52 | その他
2013年 12月 15日

【動画アップ 母袋俊也「浮かぶ像・現出の場」】

【動画アップ 母袋俊也「浮かぶ像・現出の場」】2013.12.14

母袋俊也「浮かぶ像・現出の場」 アートプログラム青梅2013 サクラファクトリー

小屋と絵画作品、壁面ドローイングで構成する「浮かぶ像・現出の場」と名付けたインスタレーション。明室と暗室とを持った「小屋・現出の場」の黒に塗装された室内に展示した絵画《Qf・SHOH 90 Holz》は、背後の明室からの光を受け観者にむけ現出、それは実体、リテラルではなく薄い膜状の像=影として現れる。側壁最上部には「Himmel Bild」=天・空の像が掲げられている。

「小屋・現出の場」木材・塗料275x275x550cm
「M450 Qf・SHOH 掌90・HOLZ 5」アクリル・油彩・板 90x90cm
「M451~492 Himmel Bild 1~42」油彩・カンバス各 45.5x53cm
「プランドローイング 浮かぶ像・現出の」〉水彩・色鉛筆・紙 38.5x27.cm


動画アップ
http://www.youtube.com/watch?v=iMolzDkpanw
[PR]

by toshiya-motai | 2013-12-15 05:58 | その他
2013年 11月 26日

【松本、アーケード展】2013.11.25


【松本、アーケード展】2013.11.25

信大人文学部芸術コミュニケーション講座が企画する「アーケード-かたち・リズム・交差」展。
昨日は、松本市内で展開される「アーケード」展をゆっくりと体験。
信大構内、自然科学館では、剥製や蝶の標本などとともに佐々木愛さんがインスタレーションを。ドイツ、ダームシュタットの博物館にマンモスの骨とともに〈社会彫刻〉を標榜したボイス作品が展示されていた記憶が蘇る。市街地、和菓子屋さん店舗では、佐々木さん、文谷有佳里さんが、ガラス面にドローイングを展開している。一昨日のシンポの際、金井直先生が〈社会ドローイング〉なる造語を提言していたが、なるほど描画される支持体であるガラス面は、人々が往来する外部と内部を隔てる壁ではあるが、透過性がゆえに外部と内部は互いに開かれてもいて、そのそれぞれのドローイングは絵画が堅持しようとする正面性とは異なり、ポリフォーカス性と等方性の特徴を示しているように感じられた。
その場には、作家、企画運営するスタッフ、場を快く提供する店舗、そして作品を受容する観者、体験者のゆっくりとした時間と確かさがそこにはあった。

b0143239_1141192.jpg













b0143239_1145043.jpg

[PR]

by toshiya-motai | 2013-11-26 01:16 | その他