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2014年 06月 28日

【展覧会】母袋俊也 Himmel Bild

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【展覧会】母袋俊也 Himmel Bild 展
2014.6.5(木)―7.1(火)
GALLERY TAGA2

http://a-tokyo-paris.com/atp-blog/?page_id=65

展覧会について
母袋俊也は、ドイツ留学中の1986年に複数パネルの連携による絵画形式の着想を得て、以後、絵画表現における「フォーマート(画面の縦横比・サイズ)と精神性」の相関をメインテーマに制作を展開、また理論研究を進めてきました。

帰国後は立川のアトリエで制作した偶数パネル作品(連結、余白、横長フォーマートの特徴を備えた作品群)を”TA”(TAchikawa)系と命名し、これらの”TA”系絵画を、1999年以降連続的に制作する視覚体験装置《絵画のための見晴らし小屋》と平行しながら制作展開しています。
また2001年からは、正方形(Quadrat)フォーマートを余白を持たせず色彩と筆致で充満する(full)、”Qf”系の作品制作を開始しました。

そして、2011年3月の出来事は母袋俊也にとって絵画の位置と役割を改めて考える契機となり、現実(=地)と非現実(=天)の間にわずかに生じる重なりの場とそこに位置する絵画への関心は、インスタレーション「浮かぶ像・現出の場」として2013年11月に青梅の旧織物工場で試みられています。
このインスタレーションでは、闇と光の小空間に2分割された《小屋・現出の場》を設営し、その暗室内に絵画作品《Qf/SHOH<掌>90/Holz5》を掲げ、また展覧会場背後の壁面上部には《Himmel Bild》を展示しました。

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インスタレーション「浮かぶ像・現出の場」2013年 @Toshiya Motai

今回の展覧会では、この母袋俊也の新シリーズ《Himmel Bild》と《Himmel Bild》専用のパレットワゴンを展覧します。
Himmel Bildとは、「Bild」がドイツ語で「像」「絵」「イメージ」、「Himmel 」が「空」、しかし英語の「Sky」とは異なり、加えて「天」の意味も持っており、つまりHimmel Bild=天・空の像という意味になります。
「上空で繰り広げられる光りと大気の交歓の現象として現れる空の色彩は、パレット上での顔料による色彩という現象に変換され、再び大地から離れた壁面上方に掲げられる。」という母袋のテクスト通り、ギャラリー会場にパレットワゴンを持ち込み、壁面上方に《Himmel Bild》シリーズを掲げて展示します。
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# by toshiya-motai | 2014-06-28 13:47 | 展覧会
2014年 04月 13日

【藤野アトリエ】2014.4.10

【藤野アトリエ】2014.4.10
木枠作り、横幅12mを超える大型新作(6枚組)。
木枠の積み上がっているこの表情、”これから感もあり、とても美しい。
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# by toshiya-motai | 2014-04-13 21:59 | 制作活動
2014年 04月 13日

【展評掲載】

【展評掲載】
2014年4月7日、読売新聞夕刊に個展記事が掲載されました。
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# by toshiya-motai | 2014-04-13 21:51 | 展覧会
2014年 03月 23日

【展覧会】〈母袋俊也 Qf・SHOH《掌》90・Holz 〉 2009~2014 

【展覧会】〈母袋俊也 Qf・SHOH《掌》90・Holz 〉 2009~2014 

個展のお知らせです。
ギャラリーなつかで3月31日からの開催、今回は正方形〈Qf〉系、Holz シリーズの発表。 〈母袋俊也 Qf・SHOH《掌》90・Holz 〉 2009~2014 です。
http://homepage2.nifty.com/gallery-natsuka/natsuka/artist%20contents/motai_toshiya/motai_toshiya14.html

〈母袋俊也 Qf・SHOH《掌》90・Holz 2009~2014 〉 展を・・・・・開催いたします。
 ギャラリーなつか 2014.3.31~4.19

母袋俊也は画面のフォーマートと精神性の相関をメインテーマに「TA系」「Qf系」など体系的に絵画を追究している。
横長フォーマート「TA系」絵画は、風景を仲介とし「絵画のための見晴らし小屋」と連携、また全く異なる原理のもと〈掌〉をモデルに正方形フォーマート「Qf系」絵画は展開してきた。

本展は、正方形フォーマート「Qf 系」の発表である。
正方形(=Quadrat)に色彩と筆致が満たされる(=full)ということで命名された「Qf系」は2001年から開始された。イラク戦争突入前夜の2003年、画面内にはルーブリョッフのイコン、阿弥陀如来像の掌などの形象が現れ、それらは水平軸にも垂直軸にも中心性を持つ正方形フォーマート内を色彩と筆致によって旋回し集中していく。
2009年以降、一辺90cmの板を支持体に側面を削り取り、「像の膜状性」を顕現化する試みの「90・Holzシリーズ」がすすめられている。
2011年3月の出来事は絵画の位置と役割を改めて考える契機となり、母袋の考える「〈現実・リアルな世界〉と〈実体を持たない精神だけのもう一つの世界〉との間にわずかに生じる重なりの場と絵画の薄さ」への関心は、「インスタレーション-浮かぶ像・現出の場」として昨年11月に青梅の旧織物工場で試みられた。
それは闇と光の小空間に2分割された《小屋・現出の場》を設営、暗室内に絵画作品《Qf・SHOH〈掌〉90・Holz 5》を掲げ、背後の壁面上部には《Himmel Bild》(=天・空の像)を展示するものであった。

本展は、2009年から2014年に描かれた、画面表面が壁面から浮かび上がるかのように絵画の持つ”膜状性”の顕現化を試みる絵画作品「Qf・SHOH《掌》90・Holz」18作、プランドローイング、記録動画で構成される。

参考図版①:インスタレーション「浮かぶ像・現出の場」
参考図版②:〈M450 Qf・SHOH《掌》90・Holz5〉


【関連エッセイ】

「絵画の薄さ―膜状性」

その日以来、その日を契機にそれぞれの専門性は、厳しくその根本と胆力を問われている。
そんな中、圧倒的な現実を前に、聖顔布を起源の一つとする絵画もまたその使命が問われている。

そもそも、その絵画は観者にとってどのようなものとして対象化され、どこに現れているものなのだろうか。

絵画は実体であり虚である両義を生きている。
時にそれは現実から乖離する絵空事ともなり、また現実・リアルを超え、実体性と超越性を確保することも可能とするのだ。
絵画、それは実体そのものではなく、空間性に働きかける像、薄い膜のようなものであり、もともと現実、リテラルの側にはないのである。

僕は、僕らの生きるこの現実・リアルな世界は、この世界と非常によく似たしかし実体を持たない、精神だけのもう一つの世界と隣接しているように感じている。
それは、真理や普遍の世界であり、黄泉の国、まだ生まれてこない人々の世界で、その世界との接近を人々は崇高とか超越と呼んできている。
そしてこの二つの世界は、ほんのわずかに重なり合い、そこにすき間を生じさせている。
その場は、この二つの世界の両義を活きる場であり、そここそが像が現出する場である。像はそこにすべり込み、イコンが聖堂内の背後からの光を受け静謐に輝くように、あるいは平等院の丸窓に阿弥陀如来の像がくっきりと浮かび上がってくるように、視線をむける観者にむけてメッセージを発するのである。

そのために絵画の薄さは極めて有効なのである。
2014年1月  母袋俊也
 (「〈Qf・SHOH《掌》90・Holz-現出の場―膜状性〉展に寄せて」2011.6.13より抜粋)
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# by toshiya-motai | 2014-03-23 14:51
2014年 03月 15日

【研究紀要、色校】2014.3.15

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【研究紀要、色校】2014.3.15

研究論文:「記録と考察《コレクションXフォーマートの画家母袋俊也 世界の切り取り方-縦長か横長か、それが問題だ-》」

初校、再校を終えて色校、昨日校了。本当に長いことかかった。
年度始めには印刷完了予定。
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# by toshiya-motai | 2014-03-15 22:30 | 研究紀要